放課後児童クラブの待機児童対策をめぐり、岡山市は25日、8月以降、市内で計8カ所の民間児童クラブがすでに開所したり、開所予定になったりしたと発表した。新たに計283人分の受け皿となる。市は来年度に向けて、約800人分の受け皿を増やすことを目標にしていたが、確保できる見通しとなった。
市によると、8~11月に新たに開所した民間児童クラブは、北区3カ所、中区1カ所の計4カ所。このほか北区2カ所、中区と南区各1カ所の計4カ所が来年4月までに開所を予定している。各施設の定員は20~71人。また、空いている教室を利用したりするタイムシェアや既存施設の改修などにより524人分を確保。全体で計807人分を確保した。
市では、民間事業者の参入を促すために補助金を設け、クラブの開設準備費用の補助(1事業所あたり上限1260万円)や、運営費の補助を行っている。希望する地区のミスマッチなども予想されるため、引き続き市内17地区で事業者を募集しているという。(水田道雄)